USEN宇野康秀の挑戦!カリスマはいらない。(和田 勉)

USEN宇野康秀の挑戦!カリスマはいらない。
和田 勉
日経BP社
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無料動画「Gyao」の配信や光ファイバー事業、映画配給と実に様々な事業を展開しているUSEN・宇野社長を客観的に捉えた1冊。

客観的だからこそ、エピソードが凝縮されていて分かりやすく、また多角的に説いている印象を受けました。

特に印象的だったのが、人と関係を築く上手さ。
自分がトップである必要は無く、それよりも優秀な人をどれだけ巻き込みビジョンを達成していくかという姿勢に目標を達成したいという強い気持ちを感じました。
また自分の事を信じているからこそ取れる行動なんだなとも感じました。
自分を信頼していなきゃ、押し潰される不安に苛まれて他人のことなど見えてこないですからね。

■オススメフレーズ
サイバーエージェントの藤田社長が宇野社長を見て「この人でも社長ができるなら、俺でもできる」と思い今に至っている。
当時の藤田社長は他の新入社員と比べて能力的に大差は無かったけど、自分にブレーキをかけずに自分と変わらないんだから、やれないことはないと思えた。

やったことないからできるかどうかを決めることは出来ないのに最初から無理と決めつけてしまうことの何と多いことか。
「諦めたらそこで終わり」を再認識した言葉でした。

■著者プロフィール
和田勉
1966年京都府生まれ。早稲田大学卒業後、日本経済新聞社に入社。産業部や国際部などの記者を経て、テレビ東京に出向。2001年からフリーのジャーナリストに。著者に『買収ファンド』『企業再生ファンド』などがある。

■宇野康秀プロフィール
1963年大阪府生まれ。明治学院大学卒業後、リクルートコスモス入社。1年強勤めた後、採用コンサルティングサービスを手がける株式会社インテリジェンスを設立。1998年には父の跡を継ぎ大阪有線放送社(現:株式会社USEN)の代表取締役に就任。楽天の取締役を歴任するなど幅広い活躍をしている。

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